インターンシップ経験談 酪農学園大学獣医学類 4年生より

本日は、ひだかCLCでインターンシップを経験した酪農学園大学獣医学類 4年生の学生から体験談をいただきましたので掲載させていただきます。

インターンを始めたきっかけ

まず、地元が産業動物が盛んだったため、もともと私は大動物に興味がありました。さらに、二年生の時に体験した農業実習で出会った牧場では開業獣医師をとても頼りにしていたのが印象的で、実習先を決める中で開業されている獣医師さんの産業動物の診療を見てみたいと思ったのがきっかけでした。そこで、牛も馬も診ているこのひだかC.L.Cへのインターンを決めました。

どのようなスケジュールか

どのようなスケジュールかその時期によっても内容が変わると思いますが、私が体験したときは、朝7時前に出発し、12時ごろに午前の診療を終えてお昼を挟み、午後は14~15時くらいに出発して18時頃に一日の診療を終える、というスケジュールでした。主に午前は馬の治療と牛の治療、午後は馬の直腸検査を行うという内容です。

インターンシップ中に具体的に取り組んだことは?

牛は聴診したり身体状況を確認したりさせてもらうことができました。さらに直腸検査時にわたしも手を入れさせてもらいました。馬にはなかなかふれるのが難しいので基本的に見学という形でしたが、直腸検査時にエコーの準備をしたりお手伝いをすることができました。基本的にみているだけの実習になってしまうのはもったいないと思っていたのでできるだけ動けるように先生が次どんなことを行うのかを考えることを意識しました。また、薬理学や生理学、生産動物の授業を受けていたので、なぜその治療法・薬を用いたのかをその都度考えるようにし、わからなかったら先生に聞いたり調べたりしました。

その中で大変だったことは?

次行うことを考えることはできても、それについて自分がどう動くべきかを考えるのがとても難しいと思いました。日常に馬や牛をお世話している身ではないため、動物の近くに寄るのも一つ一つ注意していかなければならないし、実習では考える時間はないのでとにかくいろんなことを吸収しようと必死になってしまい頭を使って落ち着いて行動するのは大変でした。

どのように克服しましたか?

その日の反省点はノートに書き起こし次から意識できるようにしました。実習中はとにかく質問する!ということをして克服しようとしました。どう質問しようかと悩む前に質問してみようという気持ちの変化でさらに先生から多くのことを学べたと思います。

インターンで学んだスキル・大切にしたい考えたこととは?

先生を見てすぐに思ったのは、動物の治療はもちろんですがその時の農家さんからの情報をしっかり聞いてそれが症状とどのように関連しているのかを返答していたことでした。治療前後も農家さんを急かすことなく話を最後まで聞いている姿勢が、とても印象的でした。その姿勢こそが農家さんの信頼や安心感を作っているのだと確信しました。私もどんな獣医師になるかまだ未定ではありますが、自分を頼りにしてくれいるお客様に対して丁寧な対応を心掛けたいとこの実習で改めて思いました。

インターンへこれから参加しようとする学生に一言

 実習先は無限にあるし、いろんなジャンルがあってとても悩むと思いますが、このひだかC.L.Cでは馬も牛も治療を見学できますし、開業医さんということもあって大きな企業とはまた違ったお話がたくさん聞けます。とても広い範囲の牧場さんを診ている先生ですので、移動時間が意外とあります。移動中の車の中、ぜひ産業動物開業獣医師さんの隣の席でたくさん質問してたくさん吸収していってほしいと思います!!

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